ひつじとオリーブ

日曜日に日記をひとつ、書いています。

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会社に月、火、水、木、金と5日間通った。そんな人生初めての1週間だった。

ぎりぎりしがみついてここまでやってこられたけど、わたしにとって5日間体の調子も崩さずに順調に過ごしてこられたことは奇跡のようなものだ。

 

だいたい、幼稚園が始まった頃から、小、中、高はずっと、月曜日はいつも体調を崩し、週の疲れが出てくる木曜あたりもぐずぐずとしてしまうことが多かった。
大学に入って治ると思っていたけれど、結局そちらでは2日連続休んでしまうと次の日うまく起動できないだとか、アルバイトの連勤ばかりしているとすぐにぱたんと体力が切れてしまうだとか、単純なことが全然できていなかった。

 

 

一歩一歩が小さすぎるかもしれないけど、こうやって初めての会社での一週間を欠勤することなく過ごすことができて、ものすごく嬉しく思う。

同時に少しだけ、自分の成長を認めてやりたいと思っている。本当に小さなことだけれど。

 


会社に通う生活は思っていたよりも、厳しく、疲れやすくなってしまうものだ。まだ業務を任されているわけではないから「仕事をしている」という気にはなれないけれども、上司の方にあったりまだあまり話したことのないメンバーと班を組んだりすることは、たったそれだけでも結構な気疲れにつながっていた。


そんな中でも楽しみだったのは、
毎日のハンカチ選び。
こんなことが、生活の中での1番の楽しみになってしまうなんて。

これだけ書くと、なんだかものすごくさみしい気がするけれど、
1日の中でのとっても愛おしい時間だった。
今までは、棚を急いで開いて、一番手に取りやすいものをひょいと選んでいただけだったけれど、
棚をゆっくりとひらいて、一番しっくりとくる柄を選ぶ。その日の洋服にも合わせるし、気分にも合わせた。

そうやって、これまで時間をかけていなかったことにしっかりと時間を割いて一歩止まって考えるという行程が、生活の中でものすごく大事なんだな、と気づかせてもらえた。

 

 

これまでの生活が自由すぎて、大切にできていないものがたくさんあったな、ベタだけどそういう感想を抱いている。会社に入って、たった5日目のわたし。

 

そして同じように、これまでの「華金」って言葉がまるで嘘だったかのように、金曜日の真の楽しさを知れた気がする。

これからもっともっと痛感するんだろうけども。


金曜の夜、退勤後に同期の女の子みんなで居酒屋さんへ。
みんなでげらげら思いっきり笑って、本当に本当に心から楽しいと思える時間を過ごした。

笑いまくって、本当にすっきりとする時間だった。

ここまで踏ん張ってきたからこそ、ものすごく楽しい時間に感じたんだなあ。

わたしはお酒を飲めないのでハスカップソーダを飲んだけれども、これでも「くぅ〜〜〜〜〜〜!」ときた。
サラリーマンが週の最後にビール缶をプシュッとあけて、思いのままにそれを何本も何本も飲む。

そういう気持ちのいい感覚を、身に染みて体感した。

 

 

 

そして、この生活が始まって初めての休日を迎えた。

 

のんびりと過ごせていいけれど、どう過ごしていいのかもわからない…

今まで2日連続休むことってあまりしていなかったから、早いうちにペースになれて自分の新しいリズムとスケジュールを整えていきたいな。

 

 

家の前の公園をのんびり歩くのも、夕方お囃子のお稽古の音を聞くのもこれが最後なのかも、と思うとなんだかとっても切ない週末。

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それでも、やりきった1週間をお祝いしてのんびりと過ごせた幸せいっぱいの2日間だった。

 

 

追加:

日曜日はタックとイケアで物資調達。

『500日のサマー』を見た女の子だれもが憧れるイケアデート。やっと人生初めて成し遂げた…。

楽しかった……♡

 

リメンバー・ミー 』も観に行った。

自分の祖母と重ねてしまってばかりで、涙がボロボロと止まらない作品だった。詳しくはまた今度。